にっぽんの革靴メーカー11選

高級革靴と言えば海外のメーカーを選びがちですが、日本のメーカー・ブランドも沢山あります。

履いたことのない国産革靴メーカーも多いですが、インスタやSNSなどで定評の高い既成靴メーカーを紹介します。(掲載順番は特にランキングを意識したものではありません。)

まだまだ魅力的な日本靴メーカーはありますが、今回は11社に限定しておりますので掲載できないメーカーも多いです。その点はご容赦ください。

目次

REGAL(リーガル)

新入社員が革靴を選ぶ際の筆頭候補ではないでしょうか。コスパを考えると日本の革靴メーカーの代表格だと思います。店舗が全国に沢山あるほか、アウトレットショップなどもあり、お得に買うことができます。

私が社会人1年目のとき、REGALの革靴を2つ買って使いまわしておりました。

REGALの歴史については、以下のリンクを参照ください。1961年からREGALブランドとしての靴をリリースしていたんですね。

REGAL – リーガル|靴のリーガルコーポレーション 公式通販サイト「リーガルオンラインショップ」

ちなみにREGALを展開する会社は、「株式会社リーガルコーポレーション」といって、設立から100年以上の老舗メーカーです。ハイエンドモデルとして、「REGAL TOKYO」や、「シェットランドフォックス」なども展開しています。

現時点では、ジョッパーブーツを1足保有しているのみですが、とても気に入っていて、早く秋冬に履きたいと思っています。

今年にメルカリで購入。イケメンの雰囲気を放つREGALのジョッパーブーツ。30年くらい前に発売されたものだとか・・・

SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)

本格革靴の登竜門などと言われることもあるスコッチグレイン

東京・墨田区を発祥で、「株式会社ヒロカワ製靴(1964年創業)」が1978年にオリジナルブランドとして展開し始めたライン。スコッチグレインで用いる革は、職人である社長が自ら国内外のタンナーを回って調達するそう。

製法は基本的にはグッドイヤーウェルト製法ですので、ソール交換により永く付き合うことができます。

本格的なストレートチップからカジュアルシューズまで幅広く展開しております。中でも、「シャイン・オア・レイン」は、インスタでよく履かれていて私も以前保有していました。雨に強いラバーソールかつ撥水カーフが用いられていて、晴れの日でも雨の日でもどちらでもカッコよく革靴を履くことができます。

スコッチグレインはワイズの展開が多く、E~4Eまでの4段階で提供しており、足の幅が広い方にとっての最後の砦となっています。

以前履いていたシャインオアレイン。最近はスーツを着ないので手放してしまいました・・・

レイマー(RAYMER)

レイマーは、「有限会社サンレイ」が展開するブランド。

ブランドコンセプトは以下の通りWebサイトより引用いたします。

「静岡県焼津市の靴メーカーです。ハンドソーンウェルト製法とグッドイヤーウェルト製法を中心とした高品質なドレスシューズ、オリジナルブランド【RAYMAR】の製造/販売を主な事業とし、RAYMARを通じて一人でも多くの方に「良い靴とは何か」「良い靴を持つ喜び」「靴を作る楽しさ」を伝えていきたいという信念を持ち日々活動しています。常にお客様の目線に立つことを忘れず、多くのユーザー様に弊社製品やサービスを気持ちよくご利用頂ける様これからも努めて参ります。」

インスタの靴仲間の中でとても高く信頼されているのが、この会社を立ち上げた大石さん。

お客さんへの丁寧な接客、向上心、低価格なのに品質が高くコスパ最強説を維持する経営姿勢などが挙げられるでしょう。

購入サイトはヤフーショッピングです。↓

RAYMAR SHOES SHOP – 全商品一覧|Yahoo!ショッピング

また、時折各地で展示会が開催されることもあります。

レインシリーズのセミブローグ。スーツとの相性が良いです!

WHEEL ROBE(ホイール ローブ)

WHEEL ROBEは2010年にブランド設立し、設立当初はアメリカでグッドイヤー製法やモカシンシューズを作っていましたが、2014年からは生産国を日本にし、ロゴやデザインを含めてリブランディングの末、現在に至っています。

WHEEL ROBEのコンセプトをWebサイトから引用します。

「WHEELとは車輪を意味し、『軌跡』を表す。 沢山の人の手で作られた靴は様々な人の思いが詰まっている。皮の採取、鞣し、裁断、縫製、つり込み、底付、仕上げ、様々な工程を経て漸く1足の靴が作り出される。そこまでではあくまでプロダクトとしての完成で、最終的に足を入れて形となり、履いていくことによって様々な表情が出てきて完成される。」

私は一足だけ保有しており、インスタから生まれた靴縁スペシャルのモックトゥです。

アメリカンなイメージの靴を探している方には良い出会いがあるかもしれません。

WHEELROBE

販売店舗一覧DEALER LIST – WHEELROBE

三陽山長(SANYO YAMACHO)

ここからは保有していないメーカーです。

三陽山長は日本を代表する靴メーカーの1つといっても言い過ぎではないと思います。

2000年10月に「山長印靴本舗」として設立され、翌2001年10月に三陽山長としてリスタートしました。

知名度という点では、REGALやSCOTCH GRAINに及びませんが、品質の良さという点においては優っているという声も聞きます。一方で、価格帯は国内メーカーとしては高価格帯です。

機械化されたグッドイヤーウェルト製法ではなく、「ハンドソーンウェルテッド製法」を取り入れつつ、日本人のために木型を作っているなど、どうしてもコストがかかる造りとなっているため高価格帯にならざるを得ないようです。

靴の商品名が「男の人の名前」で表現しているのも面白く、「友二郎」と「勘三郎」が代表的なのかと思います。最近では雨に強い「友二郎」も出しているようです。

下のローファー。いかにもカッコ良さそう。三陽山長 (sanyoyamacho.com)

三陽山長の公式Webサイトから引用

大塚製靴

こんなに歴史のある革靴メーカーだと知りませんでした。以下、大塚製靴のWebサイトの引用です。

オーツカ製靴は明治5年(1872年)の創業以来、西洋靴という新しい文化を日本に定着させ、日本人の足に合った靴の追求に専心してきました。そして現在も技術の研鑽や素材の改良に努め、さまざまな快適歩行機能を満載し、同時に新しいトレンドを取り入れた数多くの靴を、ビジネスシーンからオフタイムまでお届けしてきました。私たちの百四十余年の歩みが日本の靴の歴史といっても過言ではないと自負しております。

当社のブランドのラインの中にはオーツカのほか、GRENSONも展開しています。

オンラインショップのリンクを貼っておきます。

【公式】大塚製靴公式オンラインショップ (shoe-collection.jp)

宮城興業

本社が山形県にあるとのことで、なんで宮城を名乗ってるのかなと思ったら、設立は宮城県仙台市でした。

以下、宮城興業のWebサイトから引用です。

1941年に創業した我社は、一貫して国内生産に拘ってきました。
革で靴を作るという文化は、本来歴史的にも伝統的にも西洋のものです。
「革に勝る素材なし、熟練された技に勝る機械なし」という靴作りの哲学は英国のバーカー社から学びました。

OEM、オーダーにも対応していて、顧客の満足を第一に考えた経営に共感します。

宮城興業Webサイトから引用

Perfetto(ペルフェット)

個人的に注目している革靴メーカーです。

Perfettoは2007年に誕生したブランドで、1985年創業の株式会社ビナセーコーが運営しています。

Perfettoは「完璧な」という意味のイタリア語のようです。

革はデュプイ社の高級レザーを使用し、腕のよい職人さんのスキンステッチやレベルソ仕立てにより製靴しており、OEMでも多く採用されているとのことです。

スーツに合わせやすそうなシューズが沢山。 Perfetto (perfettoshoes.com) より引用

ショップリストはこちらShop List – perfetto (perfettoshoes.com)

KOKON(ココン)

金沢に縁があるので、、、という訳ではないのですが、興味のあるブランド

1995年に石川県金沢市で創業した靴メーカー

ハンドメイドで18.5万円(税別)~、既成靴もカーフで8万円程度~という価格帯です。既成靴もオーダーメイドのようにというのがコンセプトのようです。

KOKONについて | 金沢KOKON (kanazawa-kokon.com)

KOKONのWebサイトから引用

UNIONIMPERIAL(ユニオンインペリアル)

2010年創業、江戸川区の会社で「世界長ユニオン株式會社」というおもしろい会社名の靴メーカー当社の看板ブランドがユニオンインペリアル

「世界に誇る靴づくり」を目指し、イタリアの靴づくりを日本でいちはやく取り入れたユニオン・ロイヤル伝統の靴づくりを“ ハンドソーン・ウェルテッド製法 ” で再構築。 1972、73、74年にイタリアの国際芸術皮革製品コンテストで日本初のオスカー賞を受賞した「UnionImperial」ブランドをリバイバルして、 2008年Spring/Summerシーズンよりスタートしました。
日本人の足型を研究した木型やハンドフィニッシュなどのテクニックを駆使し、昔ながらの手作業により生み出される一足一足はエレガントで履き心地がよく、 美しい輝きとシルエットに仕上がっています。(公式HPより引用)

製法、価格帯、靴の種類など、非常に広く提供しているので、お気に入りの一足が見つかる予感

ユニオン・ロイヤル オフィシャル ウェブショップ (union-royal.com)

Corno blu(コルノブルゥ)

福岡のビスポークシューズメーカーです。いつかは自分の足型で作ってみたいという願望を抱かせてくれるのがCorno blu

当社のWebサイトに掲載されていたコンセプトは以下の通り。ラストの作りに絶対の自信があるのでしょう。

靴のデザインやフィッティングは、その靴のベースとなるLAST(ラスト)の形状に依ります。

どんなに美しい靴も履けなければ、靴としては機能しません。その逆にどんなに快適な靴でも無粋な形状では靴として愛着がもてません。

私たちは靴職人として、フィッティング、デザイン、素材にこだわり、最高の技術を駆使してお客様の一足の靴を造り上げています。職人の手によって作成された木型から造り出されたビスポークシューズ(オーダー靴)は、顧客が履き込み,馴染ませてゆくことにより育てられ、ようやく唯一無二の一足としての靴が完成するものではないかと考えています。。

Corno blu | Bespoke shoes |福岡市 オーダーシューズ靴

ビスポークからファクトリーメイドのシューズまで幅広いです。

当社Webサイトから引用

履いたことがないのですが、美しさやセンスの良さは国内屈指ではないでしょうか。よだれものです。

当社Webサイトから引用
当社Webサイトから引用

いかがだったでしょうか。

私個人的には、いつかCorno bluの東京採寸会があったとき(かつ、お金に余裕があったとき)にオーダーで作成したいと思いました。

最後まで閲覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

幅広い年代から支持される大人の装いを追求するためのブログです。
革靴の魅力に惹かれてのめり込んだファッション。足元の美しさから組み立てたトータルコーディネートで大人の魅力を最大限に伝えていきます。上品な装いの近道は「いい革靴を履く」ことだと確信しています。
詳細は、自己紹介記事をご覧ください。

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