大人のメンズコーデにミリタリーアイテムを取り入れるトレンドが継続しており「定番化」の流れを感じます。
ワイド目なパンツが選好される傾向とも相まって、ボトムスにボリュームが出る軍パンはコーディネートに組み入れやすいアイテムです。
トップスにはジャスト~ワイドのサイズ感どちらも相性が良く、カジュアルなパーカーやGジャンからフォーマルなダブルジャケット等にも不思議とマッチしてしまう、万能選手であります。
キャラ的にキャップ・パーカー・軍パン・スニーカーみたいな完全カジュアルコーデは組まず、フォーマル寄りのアイテムを合わせる頻度のほうが高いと思います。
・保有している軍パンの紹介
主力選手は2本のみしか保有しておりませんが、満足しているため軍パンの「おかわり」は今のところ検討しておりません。下の写真は全く色が表現できておりません。形のみ参考にしてください。
①CIOTAのベイカーパンツ(写真右側)
服好きの方にはお馴染みのメーカー「CIOTA」のベイカーパンツです。
アメリカ軍の1970年代のモデルをオマージュしているそうです。
ワイドテーパードのシルエットながら野暮ったさが出にくい逸品
CIOTA限定のスビンコットンのバックサテン素材を使用していて、柔らかさとドレープ感を楽しめます。
私は、思い切って裾をカットしてロールアップもできるし、ロールアップなしでも履ける丈感に調整しました。
②フランス軍M64(写真左側)
デットストック(ノンウォッシュ)のシルエットの良い品を購入
若干テーパードがかかっていて、とても合わせやすいです。
M64は、M47の後継なんて言われていますが、裾の始末が異なっており、M64にはドローコードがあり、絞ることも可能です。
個人的には、丈を重視して購入した方がよいと思います。ドローコードがあるため手軽にお直しできないと思いますし、もともとの風合いを損ねてしまうため、自分の股下に合う商品を探しあてることが重要です。(ウェストはベルト等で締めてしまえば問題なし)
色々な販売サイトで購入できますが、ピンキリあるのでしょうか??私は当たりの個体だったかなと思いますが、7,000円くらい~20,000円弱くらいのレンジで販売されていて、私が購入したものは15,000円くらいだったのですが、値段の違いによる差がどのようなものなのか、不勉強ですが現時点ではわかっていません。軍パンを試してみたいという方はエントリー価格のものを選んでも良いかと思います。
・CIOTAベイカーパンツの着こなし
①ダブルジャケットとのコーデ
ユナイテッドアローズのダブルのジャケットとマーガレットハウエルのボーダーT、ジャランスリワヤのビットローファーのコーデ
②コモリのジージャンとのコーデ
休日のカジュアル寄りコーデです。
インナーにジョンスメドレーのニットT、革靴を履くなどして大人らしいコーデにしております。
③Uniqlouのパーカーきてカジュアルに。CIOTAの魅力を全面に。
・フランス軍M64の着こなし
腰回りはゆったりつつも、テーパードがかかっていてシルエットが良いです。ポケットに色々突っ込んでいても、あまり気にならないので、バック持ちたくない方にもおすすめのパンツ。
①古着のラルフローレンのスウェードジャケットとの着こなし。インスタでは結構いいねを頂いたコーデ。
②ダブルのジャケット とのコーデ
見にくい画像ですません、、、BOGLIOLIのダブルのジャケットとユニクロのメリノウールニットでのスタイリング。足元JMWeston180です。
③ Uniqlouのニットとジョシュアエリスのマフラーとの組み合わせ。足元はクロケットアンドジョーンズのチェルシーブーツ
・主要な軍パンについてのまとめ
①ベイカーパンツ(ファティーグパンツ)
元々、ベイカーパンツは、アメリカ軍人の作業用パンツとして生まれました。大きなスクウェア型のフロントポケットが特徴的です。CIOTAの米価に惹かれたのも、恐らくこのデザインが刺さったのかと思います。
ファティーグ(fatigue)には「作業服」という意味があり、アメリカ軍人の動きを最大限に高められるようにゆとりのあるサイズとなっています。コットンのサテン地で作られているものが多く、50年代前半から70年代までの品は高い品質のパンツといわれております。70年代後半以降はポリエステル混の物が増えたそうです。
ファティーグパンツは、ワイドなシルエットで動きやすく、特にパン屋(ベイカー)で使われたため、ベイカーパンツと言われる所以になったとのことです。。
主なモデル:アメリカ軍ファティーグパンツ、イギリス軍ファティーグパンツ
②カーゴパンツ
元々、カーゴパンツは貨物船で働く人たちの間で使われるようになった作業用パンツです。厚めの丈夫なコットンで作られており、膝上の左右に大きなポケットが付けられているのが特徴
1940年代初頭、アメリカ陸軍の空挺部隊のM-42パンツとして採用されたのを皮切りに、各国の軍隊で戦闘服のズボンとして採用され、1951年のアメリカ陸軍で採用されたM-51戦闘用パンツでほぼ現在の姿になったと言われています。
主なモデル:米軍M65フィールドパンツ、フランス軍M47・M64
・スラックス
パレードの行事用に着用されたモデルが多いと言われています。
プリーツも入って、ワイド目なドレスパンツに近い作りのものが多いようです。
主なモデル:イギリス軍が多い印象です。
・チノ
知らなかったのですが、チノは各国の軍隊で採用された実績があるそうです。
起源は1890年代のインドにおけるイギリス軍の考案と言われていますが、どうでしょうか。
主なモデル:フランス軍M52、アメリカ軍M41
今回も最後まで閲覧いただきありがとうございました。
改めてコーデ記録をみるとレザーと軍パンとの合わせをしていないことに気づいたのでトライしてみようと思いました!では。
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