4月の株式相場は、投資家にとっては厳しい月となりました。
米ハイテク関連への投資に比重を置いている方は、特に評価状況が悪化(ナスダックは前月比13.3%のマイナス)したものと考えられますが、為替リスクを取っている方にとっては円安ドル高=円換算改善により幾分か相殺できているかもしれません。
ドル円は一時131円を超える円安となり20年ぶりの水準となりました。
4月のテーマ振り返り
・米国インフレに向けた金融政策のタカ派姿勢の明確化 ⇒ ハイテク中心に株価低迷
・一方、日銀は金融政策のハト派姿勢の明確化⇒20年ぶりの円安(1米ドル/131円突破)
・米企業で一部悪い決算がでてきたこと(AMAZON、ネットフィリックスなど)
・ウクライナ侵攻が続き、資源高継続の見通しが強いこと
・中国のゼロコロナ政策およびロックダウンによる中国消費停滞
米国の利上げ予想
過去に例を見ないほどのスピードで政策金利が上昇していく見通しです。
次回5/4のFOMCでは50BPの利上げが高い確率で予想されており、その後も急激な利上げを金利市場が織り込んでいる状況となっています。
以下の図は、日本経済新聞社を退職されて、今はフリーで経済情報を発信している後藤達也さんのユーチューブから引用しています。
ファクトベースの情報を発信している方です。
ポジショントークに走ったり、胡散臭いユーチューバー、ツイッター、ブロガーが多い中、後藤さんは事実をお知らせしてくれる貴重な情報源です。皆様もご覧ください。
私と名前が同じなのもGood
tsutaya1984の4月の投資行動
4月は利益確定の「売り」中心でした。
FRB委員からのタカ派発言が増えたことにより米金利が大きく上昇したことから、ハイテク銘柄、新興銘柄を多めに売却しました。
【東証銘柄】
【米国株】
睡眠の妨げになるので、全部売りました。東証ETFで米国インデックス投資しようと思います。
ネットフィリックスについては早めに売っておいて正解でした。
実現益および評価損益などの状況
4月の投資行動としては、相場の先行き不透明を考慮し、ハイテク銘柄を中心に利益確定の売りを実施しました。
その結果、株式投資資金は360万円から250万円に圧縮しています。
実現利益(税引き後)6.5万円ほど出しており、次の投資機会に向けて虎視眈々とマーケットを見ていきます。実現利益を出しつつも評価益が前月比プラスとなっている点は良いのですが、ゴールデンウィークを明けたところでどうなっているかは不透明です。
ポートフォリオの状況
武田薬品工業に助けられているようなポートですが、相場調整時にはS&P500 、商社株(本邦)、銀行株(本邦)を買い増したいです。
投資信託は売りたいときに瞬時に売れないなど扱いにくいので、売ってしまおうかと思っています。
そうなると基本的に東証の銘柄のみでポートを組むことになりますが、東証ETFでS&P500 やナスダックにも投資可能ですので特段問題はないと思っています。
2022年5月の株式相場見通し
一時的に株価上昇する局面はあると思いますが、基本的にはネガティブな月になると想定しています。
・FOMCの利上げスタンスおよびQT(FED保有資産縮小)の具体的内容または方向性が徐々に明らかになってくる⇒近々に株式投資にポジティブな内容は出てこないと予想
※日銀金融政策決定会合は次回6/16~17、ECB会合は6/9
・引き続きインフレ指標や賃金の経済指標に留意が必要(まずは雇用統計5/6)
・「Sell in May」と言われる投資格言⇒5月というより、6~9月に相場調整局面が多いため(理由はさておき)、5月に利益を出してバカンスでも行って、保有資産をほったらかしにしておくべし。という格言。
・ロシアな過激な行動
・中国経済の低迷
・米国GDP1~3月期のマイナスに続き、経済指標の悪化または米企業の決算が悪いことも想定
株価が上昇する要因は、なかなか説明がしにくく、タラればになってしまうように思います。
よって、基本的には様子見姿勢を貫く我慢の月になろうかと思います。
一方、投げ売りが続き、売られすぎの局面があれば、打診買いをS&P500 や日本株で入れていこうと思っています。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
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