革靴好きであれば「いつかはビスポーク靴を作ってみたい」と思っている諸兄も多いはず。
先日、八王子の「Gozovation」にて革靴をオーダーしてきましたので、オーダーした際に私自身で準備したものや、Gozovationにおけるビスポークシューズの作製プロセスについてご説明します。
Gozovationについての過去記事はこちらから。
八王子のGozovationでオーダーメイドのインソールを作ってみた – 30代メンズファッション – tsutaya1984の記録
ビスポーク靴とは
ビスポーク靴の語源は「Be Spoke」という言葉からきており、作り手と顧客が「話し合い」共に靴を作製するという意味が込められているものと理解しています。
「全てお店の職人に任せる」というのはビスポーク靴を作る意味がなく、既成靴で十分だと思います。
サイズ感、素材、デザインなど細かく注文を出す顧客、それに職人が対応しかつ顧客に合った提案ができて、最高の一足が出来上がるのだと思います。
だからこそ、世界に一つだけの靴が出来上がるわけですね。
ビスポークの定義は靴屋により様々で、Gozovationにおいては、フルハンドソーンウェルテッドまたは九分仕立ての靴をビスポーク靴として位置づけているようです。
Gozovationにおけるフルーダーのプロセス
まず、Webサイトに記載のある電話番号またはメルアドで来店予約したほうがスムーズだと思います。
※八王子から近場であれば、かしこまらず一度遊びに行ってみてくださいね。
初回予約時
①カウンセリング:足の悩み、希望の靴イメージ、革の種類、ラストの種類など相談に乗ってもらいます。
②採寸:Gozovationではかなり細かく採寸します。
私の足は、ポールジョイントは細いのですが、甲が急角度で高くなっているので、甲が痛みやすい形をしているようです。あと、これまでの靴擦れで踵部分が腫れぼったく成長してしまっているようです。
③ラスト作製のための型取り
Gozovationでは、ドイツ整形靴の靴作り方法を採用しており、医療用ギプスを活用してラストの基となる形を取ります。
このギプスの写真、私の足の形とそっくりなんです。(ほぼそのもの)
この型をもとにラストを作っていくそうです。
ラストの素材(樹脂)を流し込んだ型そのままだと使えないので、そこからは職人の感性と採寸した記録をもとにラストを作製するとのこと。
この後、ラスト作製⇒プラスチック靴作製をGozovationの職人(畑さん)が進め、現時点の予定ではプラ靴での仮合わせを3月中(仮合わせ後にラストをReviseして)、納期を7月に予定しています。
(9月にオーダーして翌年7月に受取予定ですので約10か月での仕上がりということになります。繁閑により左右されると思います。)
私がオーダーした靴は・・・
「デニムに合わせやすいコードバンのフルブローグ(ロングウィング)」です。
下手糞な絵で恥ずかしいですが、以下のような絵を事前に書いて店舗に行きました。
デニムをロールアップしてシャツを着てサマになる靴が欲しいと思い、ALDEN的な?靴をオーダーしました。
革はHorween社のShell Cordovan #4に決めました。少し赤みのあるブラウンですが、ResoluteやLevisなどのデニムに合わせるにはぴったりだと判断しました。
あと、Gozovationで靴を作る最大のポイントは「インソール」
インソールが入った状態でジャストフィットして歩きやすい靴にしてほしいというリクエストも出しています。
歩きやすい靴にこそ愛着が生まれますからね。
歩いて健康になる靴として一生大事にしたいです。
ちなみに、お値段ですが、現時点のWebサイトの表示料金は以下のとおり
今回、初めてのオーダーですので、木型代が必要となります。2足目以降のオーダーでは不要です。
(ローファーは別途作製する必要あり。)
今回は短靴ですので13.2万円。
さらに、オプションが諸々あり、、、
革のアップチャージ(コードバン)、九部仕立て、フルブローグ。
値段が今後も変わるかもしれないので、敢えてぼかしますが、総額30万円台中盤~後半ということで(笑)
清水ダイブですが、今年は何か大きな買い物をしようと思っていましたし、後悔はありません。むしろ楽しみしかありません!!!!!
次のビスポークシューズ記事は納期のタイミングに公開しますねー。
皆様も楽しい革靴ライフを。
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