J.M. WESTON が好きな方なら「いつかはハント」とお考えの方も多いと思います。
先日、中古(メルカリ)でハントダービーのタンカラーを購入しました。(購入した価格は後ほど)
サイズ感について、J.M. WESTON の他のモデルとの比較、スニーカーとの比較をしてみます。
ハントダービーの詳細
別名「ド・ゴール」
フランスの軍人・政治家である「シャルル・ド・ゴール – Wikipedia」(1890‐1970)に由来しているそうです。
何ででしょうね?
強く格好いい英雄という印象が共通しているのでしょうか。それとも単にド・ゴールが履いていたという記事を見たことがあるのでそれが理由でしょうか??
「重戦車」とジョークで言われることもある重厚感のあるハント。
元々は狩猟用ブーツを参考に短靴にモデリングしたというエピソードもあります。
J.M. WESTON の既成靴では(一部のエキゾチックレザーを除いて)最高峰のお値段。
執筆時点で定価は税込418,000円!!
その価格の理由は、ハントの魅力でもあります。
①ロシアンカーフ、②職人によるノルウィージャンウェルト製法、の2つがハントの大きな魅力であり、価格の高さの要素だと思われます。
ハントの魅力① J.M. WESTON のロシアンカーフ
J.M. WESTON のロシアンカーフ(Russia Finished Calf)は、幻の革として位置づけられているトナカイ革(ロシアンカーフ – Wikipedia)とは別物です。
J.M. WESTON の(Russia Finished Calf)は、ロシアンカーフに似せるために、油分を多く含まれていて耐久性と防水性を高めている加工がなされているものと理解しております。
ハントの魅力② 職人仕事によるノルウィージャンウェルト製法
登山靴、軍用靴などに採用されているノルウィージャンウェルト製法を採用しています。
ノルウィージャン製法は、ノルウェー発祥の製法で、アッパーとインソールの底部の突起であるドブ起こしをすくい縫いして、その後アッパーの端、ミッドソール、アウトソールを出し縫いする製法で、縫い目がコバ上に見える格好となります。この製法にL字型のウェルトをアッパー端上部に重ねて縫い合わせるとノルウィージャンウェルト製法となります。
これにより安定感を得られます。
ハントはフロント部分にスキンステッチ(革の表面に縫い糸を出さない方法)が採用されており、出し縫いも含めて職人仕事が盛り沢山です。
在庫が無い場合は、最低3か月、遅いと1年以上納期がかかる可能性もあるとのことです。
購入してみて思ったハントの印象は「履きやすく実用性のある芸術品」です。
ハントダービーのサイズ感と履き心地
袋状になっているタン(べろ)がしっかりと甲周りをフィットさせます。
タイトなサイズ選びにしてしまうと、甲が締め付けられて痛いかもしれません。
購入したサイズは、
”7C”
私のジャストサイズは以下の通りです。
・JMWeston180:6.0D(5.5EもOK、6Eも少し余裕があるけどOK)
・ALDEN990:7.5D
・クロケットやエドワードグリーンの主なラスト:7.0E
・ニューバランス:26,0または26.5CM
きつくもなく、足が抜けることもなく、履き心地抜群です。サイズ選びは大成功でした。
狩猟用の靴で歩きにくかったらまずいですよね(笑)
賛否両論:アウトソールのつま先と踵のスチール
標準装備で、アウトソールのつま先と踵部分はビンテージスチールが付いています。
想像に難くないのですが、アスファルトや固い床を歩くと、「カッチ、カッチ」音が鳴るわけです。
この音を気にする人は結構多いみたいで、踵をラバーにするという人も割と多いように思います。
この点は完全に各々の好みですね。
ハントを履いたコーディネート
トラウザーズでも、ジーンズでも何でも合いますぜ。
ムーバーガーメンツのフランネルトラウザーズとのコーデ
グレージュっぽいフランネル生地のトラウザーズと合わせてみました。
キレイ目なオフの恰好には最高ですよ。
Levis501とのコーデ
そこまで色落ちの進んでいないインディゴのLevis501と合わせてみました。
とても相性がいいと思います。
また、この組み合わせだと、ソックスでも遊べますよね。
鮮やかな色も良いし、柄があっても良さそうです。
ハントを履く日はコーデを考えるのが楽しいですよ。
ハーフハント(ロジェ)と並べてみた
どちらも恰好いいですね。
ハントは程よいぽってり感が魅力。ハントはオフに、ハーフハントはオンに使いやすいです。
メルカリで購入したお値段
シューツリー付きで目立つダメージなく、良い状態の商品でした。
アウトソールのつま先と踵は、スチールからラバーに取り換えられていました。
踵の擦り減りがある程度だったのでいずれ交換しようと思います。
定価41万8千円は手が出ませんので、良い買い物ができました。
tsutaya1984がおススメする定番アイテム
革メンテナンス(革靴、バッグなど)
・ブラシ
靴磨きを始めるときにまず使います。馬毛ブラシで埃をはらいます。埃が付いたまま磨くと、埃が革靴にくっ付いてしまいます。
以下は豚毛ブラシです。乳化クリームを塗った後に豚毛ブラシで革に馴染ませます。
懐に余裕があれば江戸屋のブラシを。私はこちらを黒と茶色用で愛用しています。
・汚れ落とし
基本的にはこれだけで良いと思っていますが、汚れが顕著な時には、別途モウブレイの汚れ落としなどで汚れをとってから、こちらのローションを使います。
通常の汚れ落としとしてはリーズブルなこちらも常備しておきたい。
・デリケートクリーム
汚れ落としの後に水分補給です。最近はモウブレイのリッチデリケートクリーム一択です。
・乳化クリーム
革靴の色に合わせてクリームを用意するのもいいのですが、最近はニュートラルだけ使って色の落ち方を楽しんでおります。並行輸入品でお安いです。↓
・万能クリーム
バッグや小物にはこちらを使っています。べたつかないので使い勝手良いです。
・ワックス
私はサフィールのワックスが最も使いやすいです。
・レザースティック
コードバンのケアに。安いのでかっさ棒を使っています。
洋服ブラシ
帰宅したら、まず手洗いうがいの後に洋服ブラシです。
洋服スチーマー
皴を取るだけでなく、ウール製品は着用後にスチームすることで生地が落ち着いて長持ちするみたいです。
ソックス
フットカバーはオカモトのココピタが優秀
通常のローファーであればメンズ用、ベルジャンシューズなどは浅めのレディース用を使い分けています。
ハーフパンツでソックスを敢えて出したいときには以下の3つのメーカーを使っています。
チーフ
チーフはムンガイ一択です。個人的には白地にブラウンが好き。
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