ロリスローゼンミュラー(Rolis Rosenmuller)ノヴァーリスゲレンデ購入レビュー – もはや恐竜

ギルド系アトリエ ドイツの靴工房である Gerhard Gillesberger(ギレスベルガー)のブランドであるRolis Rosenmuller(ロリスローゼンミュラー)が現在展開する3足の中からNovalis Gelandeを選択して購入しました。

「あなたが雨に打たれるとき、ともに雨に打たれる。あなたが汚れるとき、ともに汚れる。ともに傷つき、ともに磨かれ、ともに輝く。ともに生き、ともに死ぬ。伴侶と出会うように、人生で一度きり、最上のブーツを選ぶなら。その答えがロリス・ローゼンミュラーだ。打たれること、汚れること。傷つくこと、磨くこと、輝くこと。生きること、死ぬこと。全部楽しめ。ロリスと歩むなら、全ては冒険だ。」(公式サイトより引用)

どんな時も、どんな天気でも、どんな場所でも。美しく恰好よく、それでいて履きやすく歩きやすくタフ。そんな靴を探していました。

目次

ロリスローゼンミュラーとは

ギースバッハと言われる独ミュンヘンを拠点とした革靴愛好家の集いにいる「ギレスベルガー」「アウリールクラネルト」「ウロスガリエ」が共同企画して、「ギレスベルガー」がロリスローゼンミュラーという靴に落とし込むという構図

ビスポークを極めたギレスベルガーさんによる美しさと歩きやすさとタフさと実用性を兼ね備えた靴ブランドということになります。

世界の700の靴ブランドを5指標で格付けするshoebrands700.comというサイトがあるのですが、そこで、ジョンロブ(ビスポーク)などを抑えて最上位の高評価「A」を維持しています。

Shoe Brands 700+

ノヴァーリス・ゲレンデってこんな靴

・ボックスカーフと同じ原皮を使っており贅沢
・恐竜の肌のような型押しレザー
・ベルンシュタイン・フィニッシュ加工により、撥水性が高く、傷付きにくい仕上がり。
・ライニングやソールも自社制作する拘りっぷり。
・インソールが二重構造になっていて、交換可能。永久に清潔に。
・ハンドソーンウェルト(グッドイヤー)を採用。トリプルソールの最下層に縫い付け。
・歩きやすい。今のところ靴擦れなし。

靴好きならば、上記の特徴を見て、魅力を感じてもらえると思う。

この一足を一生の伴侶に。という製作者サイドのメッセージが伝わってくるのであります。

この靴は、手元に置いておきたい靴の要素を全て備えています。

①革の品質:ある程度靴を揃えてきたら革質にも拘りたくなります。シボ革に加工するといえども、革質に妥協がないのは評価が高いですよね。
②いつでも履けるか(雨雪に強いか):「晴れた日にしか履けない」「飲み会や満員電車では履けない」といった靴は疎遠になりがち。いつでもどこでも履ける靴が本当の相棒だと思います。雨靴のほうが愛着ありませんか?
③ライニングのこだわり:アッパーを支える保型力と足を包み込むフィット感のある仕様。見た目・革質の維持と併せて歩きやすさを実現するための源泉。良い靴ほどライニングに拘りがあるように思います。
④インソール交換が容易か:一生履く靴なのでインソールは清潔を保ちたいですよね・・・!
⑤靴の命であるミッドソールまでの内側の部位をトリプルソールの外側で守っている:一番外のソール交換をすれば、靴の内側へのダメージを極小化できるような造りになっていて、ユーザー目線あるいは「一生履いてくれ」というメッセージを感じる。
⑥日本人にも歩きやすいラスト:朝から晩まで履いても苦痛を感じない。歩きやすい。個人差がありますが、多少大きめの作りで踵が甘い気もする。

そして、値段も魅力の一つ。

私が購入したときは16万円台でした。決して安い買い物ではありませんが、その価値はあると断言できます。現時点では16万円台では購入できないかもしれません。ただし20万円だとしても十分に価値がある靴だと思います。価格は流動的なので、サイトをご確認いただき、ご自身の相場観に合う価格であれば購入をご検討ください。

このご時世なので、大幅な値上げはどの靴ブランドでも起きていること。ロリスローゼンミュラーのみに当てはまることではありません。原皮などの物価&人件費高騰さらには円安進行の中においては、新品の靴が買いたい人はナルハヤで購入が吉です。中古市場はそこまでの高騰を反映していないと思いますので、中古で良いやーという方は一般的な靴ブランドには良い出物がでてくるタイミングを待たれてもよいかと思いますが、ロリスローゼンミュラーについては流通市場が活発でない(そもそも生産数少なく手放す人も少ない)ため、早めの決断をお勧めします。

2024/7/6執筆時点において、アトリエで発生した重大な要因により、受注・製作が停止しています。続報は公式サイトまたはロリスローゼンミュラーのインスタでご確認ください。

ロリスローゼンミュラーの購入方法

以下の公式サイトのリンクより注文可能です。

ORDER / GALLERY – ROLIS ROSENMÜLLER (rolis-rosenmuller.com)

受注生産のため、購入手続き(100円のみ支払い)後、手元に届くまでに相応に時間を要します。

その時間はサイズや生産状況によってマチマチだと思いますが、私は6か月くらいの期間を要しました。

気長に待ちましょう。それだけの価値はありますから。

繰り返しになりますが、2024/7/6執筆時点において、アトリエで発生した重大な要因により、受注・製作が停止しています。恐竜の復活を心から願うばかりです。

ロリスローゼンミュラーの靴のサイズ感

公式サイトによると、ロリスの靴は一般的なUKサイズよりハーフサイズ大きく作られているとのことです。

私はSIZE6.5を購入しました。

私の靴サイズはJMWESTON180だと6.0D、ジョンロブは殆どのラストで6.5E、クロケットやエドワードグリーンは7.0E、ALDENはアバディーンラストで7.5Dといったところ。

それに対してロリスのSIZE6.5は、若干大きめだと感じています。

インソールで調整可能なレベルですし、長時間履くなら少しゆとりがあった方がいいのでサイズ感、フィット感にも満足しています。なにより、歩きやすいです。

ロリスの靴を履いてみて

出社して、飲みに行って、1日履き倒しても疲れが少ない。

履いて痛いとか疲れるっていうのは良くないです。

またデザインにも満足しています。私は殆どスーツを着ないので、コーディネートに合わせやすいんです。

チノパンとシャツコーデに存在感のあるロリス。
少し鏡面磨きをしました。トゥの先っぽだけ光らせる立体感が出ます。
MOVERGARMENTSのTrousersとのコンビネーション。グレーのスラックスにもバッチリ合います。
どうだったでしょうか。ロリスの魅力を感じてくれたら幸いです。アトリエの復活を心から祈るばかりです。

tsutaya1984がおススメする定番アイテム

革メンテナンス(革靴、バッグなど)

・ブラシ

靴磨きを始めるときにまず使います。馬毛ブラシで埃をはらいます。埃が付いたまま磨くと、埃が革靴にくっ付いてしまいます。


以下は豚毛ブラシです。乳化クリームを塗った後に豚毛ブラシで革に馴染ませます。


懐に余裕があれば江戸屋のブラシを。私はこちらを黒と茶色用で愛用しています。


・汚れ落とし

基本的にはこれだけで良いと思っていますが、汚れが顕著な時には、別途モウブレイの汚れ落としなどで汚れをとってから、こちらのローションを使います。


通常の汚れ落としとしてはリーズブルなこちらも常備しておきたい。


・デリケートクリーム

汚れ落としの後に水分補給です。最近はモウブレイのリッチデリケートクリーム一択です。


・乳化クリーム

革靴の色に合わせてクリームを用意するのもいいのですが、最近はニュートラルだけ使って色の落ち方を楽しんでおります。並行輸入品でお安いです。↓


・万能クリーム

バッグや小物にはこちらを使っています。べたつかないので使い勝手良いです。


・ワックス

私はサフィールのワックスが最も使いやすいです。


・レザースティック

コードバンのケアに。安いのでかっさ棒を使っています。


洋服ブラシ

帰宅したら、まず手洗いうがいの後に洋服ブラシです。


洋服スチーマー

皴を取るだけでなく、ウール製品は着用後にスチームすることで生地が落ち着いて長持ちするみたいです。


ソックス

フットカバーはオカモトのココピタが優秀

通常のローファーであればメンズ用、ベルジャンシューズなどは浅めのレディース用を使い分けています。



TABIOからも良いアイテムが出ています。




ハーフパンツでソックスを敢えて出したいときには以下の3つのメーカーを使っています。




チーフ

チーフはムンガイ一択です。個人的には白地にブラウンが好き。


ブログ運営のお勧め2選(レンタルサーバーとテーマ1つずつ)

テーマはSWELL一択です!!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

幅広い年代から支持される大人の装いを追求するためのブログです。
革靴の魅力に惹かれてのめり込んだファッション。足元の美しさから組み立てたトータルコーディネートで大人の魅力を最大限に伝えていきます。上品な装いの近道は「いい革靴を履く」ことだと確信しています。
詳細は、自己紹介記事をご覧ください。

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次