カジュアルシーンで活躍できるようなスウェード靴を探していたところ、ひとめぼれした靴がこちら。
モカシンシューズと言えば、クラークスのワラビーが有名です。
このカブール#320もモカシンに分類されますが、JMWestonならではのポイントが幾つも散りばめられたモデルとなっております。
カブール#320について
カブールは、JMWestonのアーカイブコレクションにある2アイレットダービーを現代的に再構築して2021年限定でリリースされたアイテム。現在、JMWestonのWebサイトでも販売されていないモデルとなります。
モカシンタイプの靴は、カントリー調で可愛い印象を与えやすい傾向がありますが、カブールは上質なカーフスウェードが用いられていて、都会的な印象を与えます。
トウからトップラインまで続くエプロンステッチが、180シグニチャーローファーを彷彿とさせるデザインです。
ヨットとも雰囲気が近いような気がします。パラブーツのミカエルとも形状が似ていますね。
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モカシンシューズの代表格「クラークス ワラビー」との比較
クラークスのワラビーも好きなのですが、アラフォーおやじなので、足元はよりスタイリッシュにしたいと思っております。
こちらの写真がワラビーです。
カブールとワラビーの相違点
①ソールとコバまわり
ワラビーはクレープソール。履いていくと使用感が目立ちやすい。オールソール不可。
JMWestonカブールは通常モデルで採用されるコバとリッジウェイ(ラバー)が用いられており、高級感がある。
②スウェードの質
お値段が全然違うので比較すべきではないですが、JMWestonのスウェードはとても高品質です。
③ステッチ・縫製
モカシン縫いは、どちらもキレイだと思います。大きな違いは、トウからトップにかけて、ワラビーは高さが無く縫製が無いのに対して、JMWestonカブールはエプロンステッチがトップにかけて縫製されており、また、Uカーブがとてもキレイなため、大人の風格が漂っています。
その他のモデルもご参考まで。
購入方法
カブールはJMWestonの公式サイトでも取扱いがないため、中古市場で探すほかないと思います。
私はメルカリで見つけました。
送料込み5万円です。(新品定価は13万円)
スウェード自体はキレイなのですが、トウが開いてしまっていること、踵のリフトが摩耗している状態、コバまわりが擦れている状態でした。
経験上、これらのダメージについては修復可能と踏んで、購入を決めました。
修理が可能か、どの程度修理代が掛かりそうかを踏まえて中古靴は購入したいですね。
中古靴購入後のケア方法
①つま先の割れについては、ソール補強と合わせてミスターミニットで修理しました。
修理代は税込み2,200円と良心的です。コバまわりも料金内でキレイにしてもらいました。
②スウェードの補色・栄養補給については以下のスプレーで。
③コバまわりは、ミスターミニットでキレイにしてもらったのですが、自分でもヤスリをして、ワックスを塗りました。
JMWestonカブールのコーディネート
秋冬はもちろん、デッキシューズのような履き方をすることにより、春夏も履ける靴だと思います。
ゆったりとしたカジュアルコーデとの相性が良さそうなので、以下の2コーデを組んでみました。
コーデ① HERILLのダッフルとNEATのコーデュロイパンツ
茶系・オフホワイトのコーディネートに、スウェードが冬らしく温かみのあるイメージを出してくれます。
コーデ② JOSHUAELLISのストール、SCYEのレザージャケット、Berwichのスラックス
さいごに
いかがだったでしょうか。非常に使い勝手のよい靴だと共感いただけたら嬉しいです。
カブールは流通量が極めて少ないと思いますので、クラークスのワラビーのほか、Parabootのミカエルのスウェードもおススメです。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
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