サイドゴアブーツは両サイドに伸縮性の強い「ゴア」(ゴム素材)が使われているブーツです。
イギリスのチェルシーで広まったことから、チェルシーブーツと言われることもあります。
ビートルズ(The Beatles )やローリングストーンズ(The Rolliong Stones)が履いたことで人気が高まったそうです。
とある情報では坂本龍馬も履いていたとの情報もありました。(本当かなー。)
サイドゴアブーツは、オンオフ兼用で大人コーデを演出してくれます。
また、ブーツを履いたことない方もいると思うのですが、予想以上に防寒性が高いので、防寒対策としても冬に取り入れることをオススメしたいです。
(サイドゴアブーツは比較的、短めのモデルが多いですが・・・)
あと、シューレースがなく脱ぎ履きできるので、らくちんです。靴ベラも不要ですので、コロナが落ち着いたら飲み会にも持ってこいです。
シーズンも終盤ですが、来年を見据えてセール品を狙っていくのも選択肢に入れたいところです。靴はトレンドが少ないので、「安い時に買う」が正解です。
私のサイドゴアブーツはCrockett & Jones(クロケットアンドジョーンズ)のCHELSEA(チェルシー)
2足のサイドゴアブーツを保有しておりますが、両方ともチェルシーです。
黒の表革と、茶色のスウェードです。
とても歩きやすく、幅広い服装にマッチするのです。
コーディネートを紹介しつつ、最後にクロケットアンドジョーンズについての歴史も紐解きたいと思います。
セットアップ(デニム生地)でビジネスカジュアルに
最近はセットアップにスニーカーで「外す」着こなしが一巡し、革靴を履く傾向があると思っています。
黒の鞄とニットにデニム生地のセットアップですので、靴も黒を選びました。
プレーントゥやダブルモンクをチョイスしてもよいですが、冬らしさを出すためにブーツを。
靴のアップ画像で分かる通り、デニム生地との相性がとてもよいです。
ロングコートにもサイドゴアブーツは相性よし
hevoのコートとの組み合わせです。
黒い靴はお仕事っぽく見えがちなところ、サイドゴアブーツはうまく大人カジュアルが出しやすいです。
次のコートはユニクロ+Jのレディースアイテム
Barbourとの相性もよし
英国から人気が広がったサイドゴアブーツですから、同じ英国のBarbourとの相性も良いです。
BarbourとParabootのシャンボードやJMWestonのゴルフを合わせる方も多いと思いますが(私も好きです)、より大人っぽく見せたいときにはサイドゴアブーツも選択肢に入れてよいと思います。
ミリタリーコーデにも合う!?
個人的にはアリだと思っています。
カーゴパンツはフランス軍のデッドストック。
ピーコートとの相性も良し!
クロケット&ジョーンズについて
クロケット&ジョーンズは、イギリス ノーサンプトンの老舗靴メーカーで、1879年にジェームズ・クロケット(James Crockett)とその妹の配偶者で義理兄弟の関係にあるチャールズ・ジョーンズ(Charles Jones)によって創業されました。
両者の名前から企業名が作られたのですね。昔のメーカーにはあるあるです。
グッドイヤーウェルテッド製法(ウェルトを用いて中底と本底(アウトソール)をミシンで縫い付ける製法)を英国でいち早く取り入れたと言われています。
第2次世界大戦中は1万足以上のイギリス軍靴を製造したことでも知られています。
最近では、百貨店や各セレクトショップでクロケットのシューズが取り扱われ、高級靴の分類とされていますが、以前はジョンロブなど高級靴ブランドやアパレルブランドのOEM(下請け生産)を担っており、革靴業界の黒子のような役割を果たしてきました。
4代目の社長になってから、OEMを縮小し、ブランディングを進めて今の地位を得たということです。
クロケットで最も愛されているシリーズがタッセルローファーのキャベンディッシュだと思っております。
さいごに
サイドゴアブーツは、スーツはもちろんのこと、ビジネスカジュアル、大人の落ち着いたカジュアル、ミリタリーなど幅広く合うアイテムです。
まだ保有していない方は検討の価値ありと確信しております。
キレイ目の服装に合わせるのであれば、定期的に靴磨きもしてほしいですね!
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
コメント