ニューバランス(New Balance)の歴史・ミッドソール・生産国・モデルの特徴

歩きやすいスニーカーを探している方におススメするとしたら、私は断然ニューバランスを推奨します。

おススメの理由は、①歩きやすさ、②スタイル改善(身長アップ)、③大人カジュアルに合わせやすいデザインなどが挙げられます。

歴史と主要モデル・アウトソールの種類などを見ながら、おススメの理由にも触れつつ、ニューバランスの魅力をお伝えします。

目次

ニューバランスは矯正靴やインソールの製造メーカーだった

1906年に米ボストンで設立されたニューバランスは、偏平足を直す矯正靴やインソールを製造するメーカーでした。

社名の由来は「新たな(New)」「バランス(Balance)」感覚を与えたいという企業理念からきているそうです。

1960年を過ぎると、矯正靴作製のノウハウを活かしてオーダーメイドのランニングシューズを展開。

1970年代には、現在のニューバランス会長であるJames・S・Davisに買収されることとなります。

その後、ランニングシューズとしては画期的だった「インステップレーシング」を展開します。

当時のランニングシューズは足の先端部分から紐で結ぶ形態だったそうです。「インステップレーシング」は今でもニューバランスの靴のベースとなっている手法で、つま先には余裕を持たせて足が地面をしっかりと掴んで蹴り出しやすい形状になっています。踵から甲をしっかりホールドして、つま先は足指が動かせるようになっているのが特徴となります。足の指で地面をつかむことができるという点がランナーに愛されたとのことです。

その後も、ニューバランスは最新技術を取り入れながらアップデートを続けています。

下の画像は当時のランニングシューズの一例。紐が靴の先端付近までありますね。

参考;1960年のアシックスのマラソンシューズ。足先の方から紐で縛っていることが分かります。 株式会社アシックス アシックスの歴史 (asics.com)

疲れにくい秘密はミッドソールの技術力

ヒールカップの下にあるミッドソール。(下図の赤い部分)

ニューバランスは他社に比べてもミッドソールの種類が豊富なんだそう。当社の探求心・企業努力による成果だと思います。

ニューバランスの靴は「疲れにくい」と言われることが多いですが、このミッドソールにより高いクッション性を発揮しているのです。

ミッドソールは赤い部分です。

付随的な恩恵ですが、ミッドソールが一般的なスニーカーよりも分厚いため、結果的に高身長効果があります。有難い。

以下のインソールを入れると更に身長アップ、姿勢サポートが実現できます。


ニューバランスの代表的なミッドソール

①C-CAP(シーキャップ)

読み方はCカップではありません。シーキャップです。

・日本の開発チームが主導して完成したミッドソール。
・加水分解に強く、軽量で劣化に強いEVA素材。
*EVA:エチレン、ビニール、アセテート樹脂からなる素材。殆どのスニーカーのミッドソールの素材
・体重が乗ると皴になりやすいという特徴もあるようだが、個人的には気にならない。(私はM1400を履いています)
・主な採用モデル:M991、M996、M1400

出典:NB公式

②ABZORB(アブゾーブ)

以下の赤く囲ったエアーが入ったような箇所に部分的に採用される素材です。
・衝撃をほぼ100%吸収し、反発力にして歩きやすさをサポートする。
・見た目に反して、ミッドソールとしては重量がある。
・madeシリーズに採用されることが多いが、廉価モデルにも採用されることがある。
・他のミッドソールとABZORBは併せて採用されるケースが多い。
・主なモデル:M990 v2、M990 v5、M991、M992、M993、M1700など

出典:NB公式

③N-ERGY(エナジー)

どうやったらエナジーと読むのかはさておき、歩きやすさに定評のあるミッドソールです。(執筆時点では私は保有しておりません。)

・最高のクッション性とリターン性
・履き心地もちもち、歩くと反発力
・耐久性も高い
・主なモデル:M2002、2002R、1906R

出典:NB公式

④ENCAP(エンキャップ)

外側はポリウレタンで耐久性を高め、内側にEVAを配置することでクッション性を高める構造のことをENCAPと言っている。

・ラルフローレンが「雲の上の履き心地」と称した。
・以下の写真のように、TPUヒールスタビライザーというヒールを立体的に維持するための素材と組み合わされているモデルもある。
・主なモデル:M990 v3, v4, v5, v6、M1500

出典:NB公式
出典:NB公式

生産国による特徴

ニューバランスは、US(米国)、UK(英国、イングランド)、アジア(中国、ベトナム、カンボジア)の各拠点で生産されています。

USとUKは職人の手仕上げになっており、手間がかかる分、高価格帯になることが知られています。

それぞれの特徴はどのようなものでしょうか。

made in USA

・米国内には5つの工場があり、最新テクノロジーを採用されることが多い。
・人気モデルの復刻版がリリースされることも多い。
・代表的なモデルは殆ど米国。M990、M1300など。

made in England

・高い技術力を持った元革靴職人が多く在籍。職人品質の手仕上げ。革製のモデルも存在する。
・代表的なモデルはM1500など。

アジア製

・低価格が魅力
・品質が著しく損なわれているというものではなく、一定の歩きやすさを実感できるはず。
・代表的なモデルはCM●●●、型番500未満などのモデル。

生産国にこだわらず、好きな靴を履きまっし

主要なモデル(独断と偏見でセレクト)

CM996 – エントリーモデルとして断トツの地位

996で採用されているラストは、定番木型のSL-1です。

やや細身のシルエットで、1500や1700などにも使用されています。

一見、野暮ったく、おじさんっぽい雰囲気もありますが、不思議と幅広い服装と相性が良く、細身のデニムから太目のスラックスまで幅広く合わせられます。もちろん、歩きやすさは間違いなし。最初に996を選ぶならば、以下の写真のようにグレーを選びたい。

購入しやすい価格帯も魅力です。
996|ライフスタイル|ニューバランス公式通販 | New Balance より転載
ニューバランスは大人のキレイ目なカジュアルシーンに取り入れやすいです。


M990シリーズ (version6まで展開中)

2022年11月6日に最新作のM990v6がリリースされ、改めてM990の人気を目の当たりにしました。

990は、オンロード用ランニングシューズとしてリリースされ、そのモデル名は、コスト度外視で当時のニューバランスが持つ最高の技術を投入して完成させた“1000点満点なら990点の性能”というコンセプトに由来しています。そのため、「走るための靴」として、ランニングや運動に適しています、が、高級モデルではトレーニングしようとは思えません(笑)

その初代となる「990」は『ニューバランス』の最高峰ライン「MADE IN USA」から1982年にリリースされました。

その後、ミッドソールの開発・進化とともに、990も進化してきました。

当時は3~4足の靴が買えるほど高価な値段でリリースしたそうです。
990|Made in USA|ニューバランス公式通販 | New Balance

M990v1

当時のランニングシューズが3~4足ほど買えてしまう高価格帯でしたが、アスリートから一般層にまで幅広い支持を得ました。ミッドソールは、ENCAPが使用され衝撃吸収力と安定性を両立しています。アウトソールには、伊ビブラム社のソールが張られていています。

【NB公式】ニューバランス | M990 AD1|New Balance【公式通販】より転載


M990v2

1986年には「995」、1988年には「996」、1996年に「999」とモデル番号が上がっていたのですが、次は「990v2」として1998年にリリースされました。

ミッドソールにはABZORB(アブゾーブ)を初めてビジブル化して使用しており、デザイン面も秀逸。

また、サイドのNロゴが小ぶりな点も特徴的。

【NB公式アウトレット】ニューバランス | M990 CP2|New Balance【公式通販】


M990v3

v2の後、「991」「992」「993」がリリースされ、2012年に「990v3」がリリースされました。おそらく、990シリーズの30周年である2012年まで温めていたのではないかと推察しております。

ソール技術が進化し、「ENCAP」、軽量化に特化した「REVLITE(レブライト)」、弾力性と堅牢性を併せ持つ「TPUスタビライザー」を組み合わせ、軽快な履き心地に。また、v3の特徴的な進化はアウトソールにも。耐摩耗性に優れた「Ndurance(エヌデュランス)」をかかと部分に採用することでグリップ力を高めながら、シューズの寿命を大幅に向上させています。

【NB公式】ニューバランス | Made in USA 990 v3 BB3|New Balance【公式通販】


M990v4

990v4は2016年にリリースされました。ソールにはクッション性と耐久性に優れた「ACTIVA LITE(アクティバライト)」をポリウレタンで包み込んだENCAP構造を採用し、アウトソールには耐摩耗性に優れたラバー「Ndurance」を搭載しています。また、軽量化も従来のモデルと比べて進んでいます。

歩きやすさとビジュアルの良さが抜群です。


↑レディースでも可愛いのありました。

M990v5

クッション性と安定性を確保するため「ENCAP」と「ABZORB」の合わせ技。サイドはTPUパーツが施されており、かかと部分をしっかりホールドし、安定した履き心地を提供。バージョン5を示す「V」がヒール部分にあり印象的です。



M990v6

990v6は、990の40周年となる2022年にリリースされました。従来の足の甲を横断するミッドフットサドルを省かれていることや、流れるようなデザインが特徴的です。


M1500 – 革靴好きにも愛されるモデル

ニューバランスの1000番台はハイクオリティの技術が組み込まれたモデルが満載

M1500はMade in Englandです。

1989年、新時代の訪れを感じさせるアッパーデザインに、より高度で立体的な「ENCAP」を採用するなど、当時の最先端技術を全て盛り込み、ランナーのステイタスシューズとして名を馳せた「1500」。
以下の写真のモデルはオールレザーで、天然皮革と人口皮革が使い分けられています。シューキーパーを入れてしっかり手当してあげたいですね。機会があれば買いたい靴です。

【NB公式】ニューバランス | M1500 WHI|New Balance【公式通販】

私が保有しているのはメッシュと人工皮革のホワイト×ネイビーです。

小ぶりな「N」が可愛い!


2002R - オンラインでも店舗でも入手可能な良モデル

2010年デビューのUSA製「MR2002」からインスパイアされた重厚なデザインにN ERGYとABZORB、ACTEVA LITE、STABILITY WEB、Nduranceを搭載した高性能ソールを組み合わせ、スエード/メッシュアッパーでどんな季節にも合わせられるモデルとなっています。

【NB公式】ニューバランス | 2002RD M|New Balance【公式通販】


90/60 – 990と860の融合

ニューバランスを代表する90年代と2000年代のヘリテージモデル「990」と「860」を掛け合わせ、モダンなテイストで洗練されたスタイルに再構築した「90/60」が高級感漂うヘアリースエードとメッシュアッパー。
トレンド要素を取り入れながら、ブランドの歴史を彷彿とさせる重厚な風合い、アスレチックブランドのスポーツエッセンスを取り入れた1足。

ストリートっぽいコーディネートが
【NB公式】ニューバランス | 90/60 MUS|New Balance【公式通販】


New Balanceを履く方におススメの付属品

身長アップを狙いたい方に

インソールに入れるだけで2.5cm身長が盛れて、姿勢サポートもしてくれる万能インソールです。


汚れ落としと栄養補給に

これ一本あればOKです。


型崩れ防止のためのシューキーパーを使いましょう。

革靴には木のシューツリーをおススメしますが、スニーカーの型崩れにはこちらで良いかと、、、


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この記事を書いた人

幅広い年代から支持される大人の装いを追求するためのブログです。
革靴の魅力に惹かれてのめり込んだファッション。足元の美しさから組み立てたトータルコーディネートで大人の魅力を最大限に伝えていきます。上品な装いの近道は「いい革靴を履く」ことだと確信しています。
詳細は、自己紹介記事をご覧ください。

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